かわべそうこのCurious Heart 

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眞子様の幸せの行方を祈る

眞子様が婚約されていた小室圭さんは渡米し、現在国際弁護士になるべく留学中とのこと。小室さんのお母様の金銭関係の問題から解決するまで結婚が延期となり、眞子様は現在、日本で公務にあたりながら、今後の行方にどんなお気持ちで過ごされているのだろうか。

若いお二人の婚約会見をテレビで観たときは、眞子様のような方と交際するのは、相手の男性の方も相当の覚悟があったかと思うからすごいなぁと感心したし、お互いとてもさわやかで恋愛中の微笑ましい雰囲気が伝わってきて、一般国民のひとりとして、幸せになってほしいなぁと思ったものだった。はやく結婚してしまえばいいのに、天皇陛下のご退位などのスケジュールに合わせてというところも、さすが皇室のご結婚というのは、なかなか準備に時間がかかるものだとそれくらいにしか思ってもみなかった。

 

それで、その後のスキャンダルから…あまり、こういうゴシップネタに疎かったわたしは、とにかく愛し合ってるふたりなのだから、結婚させてやんなさいよ~くらいにしかとらえてなかったのだが、友人(主婦友)とカフェでお茶してる時に、友人が言った。

「あのさ、小室さんがメディアにコメント出したじゃない?あれを見てもだけど、最初は、私も応援してたのよ。でもね、報道で彼のことを知っていくうちに、難しいなって。国民に祝福されない結婚なんてどうなのって思う。そもそも、定職についてないでよくプロポーズしたなって思うもん」とバッサリ批判的。

「定職ついてないったって、弁護士の資格とるんじゃないの?弁護士事務所に勤めてるんでしょ?」

「弁護士になれるかもわからないよ。それに、このタイミングでアメリカに留学だなんて、変。ちゃんと眞子さまを養って幸せにできるのかな。持参金目当てって言われてもしょうがないし」

と言うのを聞いて、あ、これって、ヘンリー・ジェイムズの『ワシントン・スクエア』に設定が似てる!ということに気づいた。

ワシントン・スクエア (岩波文庫)

 

医者の父と裕福に暮らすキャサリンは内向な性格若い女性。そんなキャサリンの前にイケメンの男性が現れて、求婚される。しかし、彼は無職で求職中。自分でビジネスを立ち上げるつもりだともいったりするが、言っているだけで、なかなか職に就かず、そんなだらしのない男との結婚に父は絶対結婚を認めない。父に認められない結婚はできないから、父に許し得られるようになったら結婚しましょう、というキャサリンだが、結局結婚は破綻となり、オールドミスになってゆくという物語。

 

わたしは、この『ワシントンスクエア』の話を友人にして、「このまま眞子様がオールドミスにならないことを祈りたいよ」

とだけ言った。

 

小室さんが本当はどんな方でどんな考えを持っているか、眞子様と彼がどいう心境なのかはわかりかねるが、結婚となると、好きだけではだめなのかもね。

それに人は(おとなの社会)、お金が絡むと人間の本質が出る。お金とさわやかに人生を送れるなんて、なかなかそんな大人はいないよ。仕事を持って、ちゃんと勤労してその対価としてお給料をもらって(自分で稼いで)身の丈にあった生活をする。

そう、「身の丈」を改めて大切にしたいものだ、と自分自身に言い聞かせた。