かわべそうこのCurious Heart 

Writing about Books, Music,Movies,and Life so on.Everyday life is full of Curiosity!

ルドルフとわかったさん

息子は小学5年生、娘は2年生になった。5月までの約3か月間、学校が休校になり私としては、どうやって子供達を毎日活動させるか、ということで困ってはいたが色々提案して結果としては、休校中はかなり有意義なことをたくさんできて、もしかしたら学校よりもいい教育になったんじゃないか、などと自画自賛したくなる期間となった。

 

その中の一つが子供と本の世界を楽しむことができたということ。

ちょうど本棚にあったハードカバーの『ルドルフとイッパイアッテナ』を見つけたとき。この本は、数年前、わたしが大人になってから色々と児童書を読み返していて、初めてシリーズで全巻読んで、名作だ!と感動に浸ったわけだが、それで、いつか子供がこの本を読めるくらいの歳になったら、読ませたい、と思って1巻だけ新しく買って本棚にしまっておいたものだ。良書は本棚に並べておきたくなる。

ちょうどよい年ごろになったのと、学校が長ーい休みで暇してる息子に「この本さ、2,3年前に一緒に二人で映画みにいったじゃない?ルドルフの。分厚いし、字が多いから読むの大変かもしれないけれど、本で読むとまたすごくおすすめだからよかったら読んでみて」と渡したら、うちの息子はとても素直な子なので、素直に読み始めた。

するとなんと読むスピードが速いことか!3日ほどで読み終えてしまい、「これ続編もあるの?」と聞くので、「あるよ、全部で4巻まである」というと「全部読みたいから買って!」と言い出した。それで、コロナの影響で図書館は休みだったので、メルカリやらアマゾンで全巻入手したところ、息子は夢中で読みふけり「もうルドルフシリーズ最高に面白い!僕は全部記憶しちゃたよ。」と読書少年に変身。

ルドルフとイッパイアッテナ 全4巻 (児童文学創作シリーズ)

 

一方で、息子にばかり本を買ってあげているのでは娘に悪いなぁと思い、ちゃんと娘にも本屋さんに連れて行って本を買ってあげたり、メルカリで面白そうな児童書をセットにして出品してくれている方がいたので、ぽちっと購入したりしましたよ。

その中の一冊が『わかったさんのシュークリーム』だった。

わかったさんのおかしシリーズ 全10巻

 

懐かしい~!と思いつつ、実は子供のころ本を読むのがとても遅くて、中身はあまり読んでいなくて表紙を眺めて満足していた私は、「ママも読んでみたいな」と言って、まずは自分から読んでみた。

なんとわかったさんのシュークリームって、かわいいヘアスタイルのきゃしゃなわかったさんが、シュークリームをつくるほのぼのしたお話ではなくて、ゾウが登場してゾウに乗って大冒険したりする超ファンタジーの世界に入り込めるお話ではないですか!

あっという間に一冊読み切ってわくわくした大人になった私。

 

子供のころから憧れや懐かしさを感じていた本との再会に胸がときめく今日この頃。

そして、ルドルフシリーズは、数年前に読んだはずなのに、もう内容を忘れかけている…ので、これも息子と共通の話題で盛り上がりたいから読み返してみようと思う。