かわべそうこのCurious Heart 

Writing about Books, Music,Movies,and Life so on.Everyday life is full of Curiosity!

家事はゼロに戻すこと

仕事しながら家のこともしなきゃいけなくて、ぶつ切りの雑務で毎日が終わっていく、いら立ちともやもやを感じることは日常的となってる。 仕事から帰ってきて、夕飯の支度をして、洗濯物をとりこんで、子供達の宿題を見て丸付けをしてあげて・・・ じゃ、大…

「ルドルフ」シリーズ8年ぶりの最新刊!!

一昨日、新聞の朝刊を読んでいたら、なんだか見たことあるような・・・黒猫ルドルフの絵。ルドルフの本の広告が目に留まった。もうすぐ夏休みだし、子供におすすめの良書、ということで出版社が出しているんだろうな~と思ったが、よく見たら… 『ルドルフと…

ルドルフとわかったさん

息子は小学5年生、娘は2年生になった。5月までの約3か月間、学校が休校になり私としては、どうやって子供達を毎日活動させるか、ということで困ってはいたが色々提案して結果としては、休校中はかなり有意義なことをたくさんできて、もしかしたら学校よりも…

義理の父の座右の銘がなぜか英語だった話

東京から車で2,3時間のところにある夫の実家。田んぼと畑が広大に広がるその土地で農家として代々暮らしてきているのだが、その自称”百姓”という義理の父と久しぶりに2人でゆっくり話す機会があった。 跡継ぎである義理の兄が、今はネギを生産して市場に卸…

犬との生活

1月に我が家に来たときはまだ5㎏だったラブラドールレトリバーのダグラス。今や7か月で子犬の面影はなくなり、体重は25㎏弱…!でも甘えん坊で、ほぼ完全なる在宅勤務になってしまった私のことが好きすぎて、一日中後をくっつきまわる。わたしが1階の座卓で…

私は私のままで…大人になっても周りに評価されたい症候群=世界的社会現象

新型コロナにより、家にいる時間が多くなったことでSNSの投稿がますます増えているのが、なんだか気に食わない。というまったく主観的な文句を書いている。ネットでちょっと調べ事をしようとすると、まずホーム画面がYahoo!なんだけど、Yahoo!のトップページ…

自粛生活あるある夫婦喧嘩

先週、自粛生活の疲れが出てきて、夫にきつく当たってしまい、ケンカした。 在宅勤務しながら(家でZOOMで営業会議など2時間越えするようなウェブ会議はけっこう疲れる。2階で仕事しているから下で子供達をほったらかしにしていることも気がかりでストレス…

カモミールからの懐かしい記憶

最近、水村美苗の『私小説 from left to right』を読んでいる。 この小説、やたらに長ったらしくて、一旦中断していたのだけれど、数年ぶりに読み直すことに。タイトルにあるように、左から右に読む、珍しく横書き小説。英語と日本語が混ざっていてまた、静…

思いがけず志村けんさんが~映画『鉄道員(ぽっぽや)』~

コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言発令により、さらに外出自粛の日々始まった。不安で気が滅入りそうだし、一日中新型コロナのことが気になり情報が入りすぎるとそれも疲れるしで、こんな時だから、まぁ、録りためていた録画番組を観るのもいいな、と思…

お会いしてみたい作家~柚木麻子と山内マリコ~

今、日本にはすごい才能の女性作家がたくさんいる。昔は、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介など男性作家が台頭し、女性作家といえば樋口一葉だとかちょっとしかいなかった。そもそも男性作家でも、今挙げたような文豪というのはたしかに文豪だけど、小説を書い…

友人からの手紙と洋書

新型コロナウイルスの問題で、落ち着かない不安な日々ではあるけれど、今週わたしにはうれしいこともあった。 大阪に住む10年来の友人が、おすすめの洋書2冊にお手紙を添えて送ってくれたのだ。お正月明けに、彼女から年始の挨拶のなかで、シングルマザーに…

ラブラドールは賢いはず~映画『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』から~

右も左もコロナウイルス感染拡大のことで、毎日なんだか落ち着かず不安を抱えていると思いますが…皆様お元気ですか? 私も、今週は行く予定だったコンサートがたまたま2公演あったのがどちらも中止、延期となり、おとなしく在宅勤務、休校になってしまった小…

カニグスバーグ『800番への旅』最高!

カニグスバーグ作品にはいつも感嘆せざるを得ない。アメリカには、こんなユーモアあふれ、さらにウィットに富み、後半には思わぬサプライズに感動させられる小説を書き続ける作家がいるのかと、わたしはこの歳になってカニグスバーグ夫人に心酔している。読…

決別したはずの『VERY』を買ってまでして読んだ私

5年くらいも前の話だが、30代前半でイケてる主婦に憧れてた私は、セレブ主婦向けの絶大人気女性誌『VERY』を読んで、自分と比較しなんか落ち込んだり、モヤモヤとした気持ちになり、こんな雑誌は読むものではない!と当時書いていたブログに鼻高々に「決別す…

恋愛のパワーってやっぱりすごい

先月の金スマで浜崎あゆみの話題の著書「M」について取り上げられていて、懐かしい気持ちで見入っていた。 あの頃。恋愛に友達関係に、学校の勉強に、趣味になんでも夢中だったわたし。小室哲也が手掛ける人気アーティストの歌、宇多田ヒカル、そして浜崎あ…

友達友達っていうのも・・・

ちょっと余裕ができると(?)夫のあれもこれもが気になりだして、すべてが気に入らない、みたいなスイッチが入ることがある。その一つが、夫には飲み友達が私の知る限り一人しかいない=友達が少ない、ということ。 もともと、寡黙なタイプの夫なので、社交…

わたしがプロの物書きになれない理由

食品関係の仕事をはじめてもうすぐ1年になる。作家になるのが夢だ、なんて夫や少数の友人に話したこともあったし(恥ずかしいことだぁ)、実際に小説も何作か書いて新人賞に応募もした。絵本も制作し、国内外の出版社に送りつけ、行動を起こしていたことは認…

眞子様の幸せの行方を祈る

眞子様が婚約されていた小室圭さんは渡米し、現在国際弁護士になるべく留学中とのこと。小室さんのお母様の金銭関係の問題から解決するまで結婚が延期となり、眞子様は現在、日本で公務にあたりながら、今後の行方にどんなお気持ちで過ごされているのだろう…

同じ82年生まれの女性として part2

82年生まれの女性というと、今年37歳なので(年齢完全に公開してしまった…笑)、同い年という親近感もあって、毎週金曜日の深夜11時45分からBSプレミアムで放送している「This is us 2」は本当に毎週楽しみにしている。 もともと、わたしはアメリカかぶれな…

同じ82年生まれの女性として part1

韓国で『82年生まれ、キム・ジヨン』100万部突破、日本でも完売店続出という韓国小説では異例の世界的ベストセラーとなっているこの小説は、チョ・ナムジュさんという放送作家の女性が書いたという。 わたしは、今まで韓国の小説を1冊も読んだことがなかった…

ブログを公開した理由

昨年からちょこっと書き溜めてきた非公開ブログを勇気を出して全体に公開してみることにしました! なぜ公開設定にしたか、と言うと…書きたいことがあるのに、非公開で自分のためだけの記録だと怠惰になって、結局書かないで形に残らないままどこかを漂って…

文学で上質なステーキを堪能する

ヘンリー・ジェイムズという作家を知ったのは、17歳の時だった。当時の読書記録ノートを読み返してそれがわかった。ということは。それからちょうど20年経っている、というわけで、わたしもずいぶん大人になったものだとつくづく思う。 ヘンリー・ジェイムズ…

カニグスバーグ作品『ティーパーティの謎』からアメリカへの空想の旅に出る

またしても原題と邦題が全く異なるカニグスバーグ作品。 原題は”The View From Saturday”、邦題は『ティーパーティの謎』。 岩波少年文庫のあとがきには、実娘であるローリー・カニグスバーグ氏が母がどうやって物語を思いつくのか、という質問に答えましょ…

すばらしきカニグスバーグ作品!

日本語訳と英語原書のタイトルの違いや、その作品の奥深さに惹かれ、文学研究にもってこいであり、掘り下げたくなる珠玉の作品ばかり。読み終えた後にこんな素晴らしい作家がアメリカに存在していたということ、その作品に出会えた奇跡に幸せを感じずにはい…

旅に持っていく本

15年ぶりに、ヨーロッパへ一人旅に出た。 11時間のフライト、空港での待ち時間、列車の旅中、ホテルでの一人の夜。 時間がたっぷりあると考えて、本を3冊持って行った。 『ドリトル先生のアフリカいき』パウロ・コエーリョ作『アルケミスト』そして、英語版…

”人間は脳みその10%しか使ってないって本当?”からの親子の会話

昨晩のこと。夕飯のときに5歳の娘が、 「ねぇ、ママ。ティーンタイタンズのロビンが(カートゥンネットワークのアニメ)人間は脳みその10%しか使ってないって言ってたのって本当かな?」 と聞いてきた。 わたし「そうだとしたら、もったいないよね~。そ…

『エルマーのぼうけん』と人形劇

8月上旬、うちの子ども達と親子そろって大ファンの人形劇のプーク劇団による『エルマーのぼうけん』が上演された。 新宿の紀伊国屋ホールまで夏休み中のイベントのひとつにと繰り出した。 なんと、プーク劇団さんは、この上演を機に、原作者のルース・スタイ…

猫にまつわるエトセトラ

前回のブログでもお話したとおり、最近、改めてわたしは洋物のお話を読んでいると心が落ち着く、ということに気づいた。 この『ピーターサンドさんのねこ』という児童書も、たまたま図書館で出会った一冊。アメリカ、ニューヨーク州の小さな島”ホタル島”に住…

『満ちみてる生』=Full of Life by ジョン・ファンテ

作家・江國香織が、最近出したエッセイで絶賛していたこの本。“満ちみてる”という言葉はどうも覚えにくい、というか正しい日本語なのか、なんてことも気になったのだが、原題の”Full of Life”のほうが、よりシンプルでより正しいタイトルだと感じる。 最初の…

あぁ、麗しきウィンブルドン!

ワールドカップ決勝フランス対クロアチアに世界が湧いていたときと同時期、テニスでは、ウィンブルドン決勝がちょうど行われていた。 わたしは、10、いや20年ぶりにウィンブルドンに夢中になった。準々決勝の錦織圭対ジョコヴィッチに始まり、その後の準決勝、シ…