かわべそうこのCurious Heart 

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家事はゼロに戻すこと

仕事しながら家のこともしなきゃいけなくて、ぶつ切りの雑務で毎日が終わっていく、いら立ちともやもやを感じることは日常的となってる。

 

仕事から帰ってきて、夕飯の支度をして、洗濯物をとりこんで、子供達の宿題を見て丸付けをしてあげて・・・

じゃ、大変だと思うなら専業主婦に戻れば楽になるのか?と自問すると、「問題はそうではない」と。だったら愚痴を言うなや、と言われれば、愚痴ではない、と反論する。

経済的なことももちろんあるけれど、専業主婦が求められるのなら、女性は学歴など必要ないのではないか、と思ってしまうことは正直あるわけで…

 

家事が嫌いなわけじゃない。子供の面倒を見るもの自分がやりたくてやっていること。仕事を選んだのも自分。フルタイムではなくて、契約社員として働き、兼業主婦としてやっているのも自分で選んだこと。

 

洗濯ものをたたみながら、掃除機をかけながら、食器を洗いながら、時々思い出すことがある。

何年も前に、仕事を辞めて専業主夫になったという東大卒パパさんの主夫ぶりをテレビで取り上げていて、その方が「家事って、ゼロに戻すことなんですよね。食器がきれいにかたづいている状態がゼロだとして、食事をして散らかったのを片付けてゼロに戻す、散らかった部屋を掃除してゼロに戻す、そういう作業の繰り返しなんです」と言っていた。

その時、リポーターは「さすが、東大卒理系の方の発想は違いますね~!数学的にとらえるだなんてさすがです!」と褒めていた。

 

だから、汚れた洋服を洗濯して取り込んでたたんでタンスにしまうとき、「マイナスだったところからゼロに戻した」散らかった部屋を片付けてきれいになったら「気持ちいけれど、これがゼロの状態。」と思うと、あ、ゼロに戻すだけでプラスになっているわけではないのか…とちょっとむなしく思うこともある。

生産性という観点から考えれば、プラスになっているわけではないから、常にゼロ。

そのパパさんも、かっこよく言ったわけではなく、哀愁の意味を込めてそう思っていたのではないか、と今更ながらひとり勝手に思うのだ。

 

私の周りは専業主婦が多い。そのうちの一人は、小学生、中学生、高校生の3人の子供がいて、常に「忙しい」と言う。仕事もしている私からしたら「自分ばかり忙しいと思っているけれど、私の方が仕事もして家事もして忙しいんですけど」っていら立つこともあるけれど、彼女の家庭は非常に保守的な家族だし、彼女は主婦業を完璧にこなすタイプなので、忙しいだろうな、と納得する。

食べ盛りの子供が3人以上いたら、食料品の買い出しも頻繁だろうし、大量の洗濯を毎日して、毎日ピッカピカに家のなかをきれいにして、お弁当作り、子供のお稽古事の送り迎えしてたらそりゃ毎日あっという間に終わるだろう。

 

私は、どうやってこの家事と仕事に折り合いをつけていこうかな。

納得してではなく、”満足”して”ハッピー”な自分としてこういう日常を生きていきたい!