かわべそうこのCurious Heart 

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あぁ、麗しきウィンブルドン!

ワールドカップ決勝フランス対クロアチアに世界が湧いていたときと同時期、テニスでは、ウィンブルドン決勝がちょうど行われていた。

わたしは、10、いや20年ぶりにウィンブルドンに夢中になった。準々決勝の錦織圭対ジョコヴィッチに始まり、その後の準決勝、ジョコヴィッチ対ナダルの試合は凄まじかった。5時間半にわたる試合、集中力、精神力、そして何より体力を維持するなんて一般の人間には到底無理なほどの、強靭な体を持ったプロテニス選手という彼らに圧倒された。白熱した試合の末、ジョコヴィッチが勝利、決勝はジョコヴィッチ対アンダーソン。これも、ジョコヴィッチの精神力が勝っていた気がする。本当は、準決勝をテレビで観て、その翌日は女子の決勝を観る気満々だったのに、なぜかテレビをつけると男子決勝戦の生中継。女子の試合は放送されていなかった。これはいまだに疑問なのだが。

 

スポーツ観戦なら、テニスがやっぱり一番好き。特に、ウィンブルドンは、中学生の時に夢中になってみていた。当時わたしは、中学生で、軟式テニスをしていた。下の方の番手で自分の活躍は夢のような話だったけれど、そのかわり、芝の女王、ドイツのS・グラフに憧れていて、大ファンだった。彼女のようなプレーをしたいと思っていた。だから、S・グラフ対伊達君子の試合はもちろんリアルタイムで見たのを今でも記憶している。

 

そんなわたしだが、グラフが引退した後は、すっかりテニスから離れていた。昨年、テニススクールにも通い、体を動かすとテニスボールを打つ時の音が快感。そして、このウィンブルドンの観戦は、懐かしさと新鮮さでとてもとても面白かった。

試合そのものももちろん面白いが、もう一つの見どころは、イギリス文化を感じ取れるところ。6月のヘンリー王子とメーガンさんの結婚の中継も、すごく面白かった。それはウェディングドレスに身を包んだメーガンさんの幸せと自信に満ちた美しさに引きこまれたのと同時に、米国の最高司教さまのスピーチが長すぎて、敬虔たるイギリス王室の結婚式なのに、アメリカンテイスト前回で熱弁をふるわせているところがあまりにもドラマチックだったからというのもあるし、このたびロイヤルファミリーの仲間入りを果たしたはアメリカ出身の花嫁がわたしと同じ36歳だったこともある。彼女の人生は、これから新たなスタートなのだ。わたしは、ちょうどそのころ自分の36という年齢について、切実にぎりぎり自分の目標を実現するならタイムリミット近づいていると焦っていたのに。

話は脱線してしまったが、そのメーガンがキャサリン妃と一緒にジョコヴィッチとアンダーソンの決勝を観戦しにきていたのが映されていた。準決勝にはウィリアム王子と

とキャサリンが夫妻で観戦。そして、観客席を映し出すカメラには、ヒュー・グラントメグ・ライアンらしき人物が映され、そういうスターでなくとも、ジョコヴィッチの奥さんをはじめ、ほかのセンターコートを観に来ている人々も、サングラスに麦わら帽子、きれいな色のワンピース、男性ならストライプのシャツなどが憎たらしいほどに垢ぬけていて、みんセレブに見える。世の中には、金持ちがうじゃうじゃいるんや~と関西弁で悔しがりたくなるほどにわたしは、テニス観戦から世界の富裕層に想いを馳せていたわけである。

 

あぁ、麗しきウィンブルドン!いつか、わたしもセンターコートできれいな色のワンピースを着て、高級サングラスをかけてトッププレイヤーの試合を観戦してやるわっ。