かわべそうこのCurious Heart 

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猫にまつわるエトセトラ

 

 

ピーターサンドさんのねこ

前回のブログでもお話したとおり、最近、改めてわたしは洋物のお話を読んでいると心が落ち着く、ということに気づいた。

この『ピーターサンドさんのねこ』という児童書も、たまたま図書館で出会った一冊。アメリカ、ニューヨーク州の小さな島”ホタル島”に住む、ピーターサンドさんとそのネコたちのお話。ホタル島は夏のバカンスの間だけ人々が、別荘に過ごしに来る、という設定もひと夏の思い出に思いを馳せられるところがなんともステキ。

「暖炉にはやっぱり猫がいないとね」と言って、別荘に夏を過ごしに来た人々は、一年中ホタル島にすんでいる漁師のピーターサンドさんのネコたちを借りるのだが、夏が終わるとネコを置いてきぼりにしてと言うか、荷造りでネコのことは忘れてそそくさと帰ってしまう、そんなときに、ピーターサンドさんにある出来事が起きて・・・その後、ネコを大切にしたいと思わせるお話に胸があったかくなる。

 

ピーターサンドさんという名前も好きだし、クロメという名前のネコ、白いからだに右の目の上にだけ黒い毛が生えている、という設定も好きだし、ホタル島の街並みも想像するとワクワクするから好き。かわいらしい挿絵から想像することができるのであります。

 

ネコ好きにはたまらないお話だし、わたしの家の周りにも、よくネコ達が歩いていて、夜なんかはネコの会話する声が聞こえていて、「あ、ネコちゃんだ~」とほほえましく思っていたのだが・・・

最近、うちの玄関先でノラ猫に糞をされていたことが発覚。一気に、ネコ可愛い~、という呑気なことは言ってられなくなった。ネコの糞尿は臭いのよ!よりによって人の玄関先にウ〇チをするなんてけしからん!とネコが憎たらしくも思えてきたところであった。すると、近所の方も、同じ被害に最近遭っていて、「いやですよね~」と井戸端会議していたら、その方とお姑さんが「猫って気持ち悪いわよね、細い隙間とかをぐね~って通り抜けたりして」と言っていて、よく聞いてみるともともと「私達ネコが嫌いなのよ。ネコの顔もこわいし」と言って、その方の2歳のお子さんもちょうど通りかかったネコを見て「やだ~こわい~」と泣き出してた・・・

 

そっか…ネコが嫌いな人もいるんだぁ。

ということに改めて気づいたのでした。

 

ネコは見てる分には可愛いし、ネコ飼ってみたいなぁなんて、家族と話してて、息子なんかは「僕は、ロシアンブルーがいいな!」なんて言ってたけど・・・

近所の方は「あそこのおうちも、ネコを飼っていて、日中はお仕事で家に誰もいないから、ちょっとドアを開けておいてねこが ここらへんをうろちょろしているのよ。」とちょっと嫌そうな顔をしているのを見て、ネコって可愛いってみんな思っているわけではないのだなぁ、と痛感した次第であります。

ネコにもいろいろいますからね。ほんと、ネコの顔っていろんな顔があるし、その分性格も色々。おもしろいんだけどね。

 

ネコの話で言えば、『ルドルフとイッパイアッテナ』なんかも大好きな児童書。

人間とネコの共存と言うのは、完璧にはいかないものなんだけどね。