かわべそうこのCurious Heart 

Writing about Books, Music,Movies,and Life so on.Everyday life is full of Curiosity!

思いがけず志村けんさんが~映画『鉄道員(ぽっぽや)』~

コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言発令により、さらに外出自粛の日々始まった。不安で気が滅入りそうだし、一日中新型コロナのことが気になり情報が入りすぎるとそれも疲れるしで、こんな時だから、まぁ、録りためていた録画番組を観るのもいいな、と思い、何年も前にテレビ放送していた高倉健主演『鉄道員』を今更ながら、初めて観た。子供達が寝た後、一人で。

もともと、邦画よりも洋画が好きだったので、この『鉄道員』も大きい声では言えないが、38歳にして初めて観たのだ。制服姿の広末涼子が好演しているというのはもちろん知っていたが、なぜか食わず嫌いで…録画したのは、高倉健さんが亡くなり、追悼特集で高倉健さん映画が放送されていた時のこと。だから、高倉健さん懐かしいな、この昭和の北海道の雰囲気がなんだかノスタルジックでいいな、大竹しのぶさんも若いのか今と変わらないから若くないのかよくわからないところがこれまたノスタルジック、あ、田中好子さんももう天国に行ってしまったなぁ、懐かしいなぁ、と思って観ていたら、急に炭鉱で働く労働者が飲んでいて居酒屋でケンカを始める、という場面で、その労働者が志村けんさんだったものだから、なんという時期にこの『鉄道員』を観てしまったのだろう、と一層しんみりと切ない気持ちになった。

 

高倉健さん、田中好子さん、そして志村けんさんが、”生前の俳優”として出ている映画、という映画を4月7日に観た。

 

今日一日家族みんなが無事、元気で過ごせただけでよかった、と一日の終わりに、ふとそんなふうに思うくらいの日々が日常になってしまっている。